下流老人に転落したターニングポイントとは?老後の暮らし対策

高齢化が進み長寿国となっている日本。
【下流老人】という言葉が一般的に知られ、老後の悲惨な生活状態が分かるようになりました。

老後の生活に対する統計調査では、約63.1%の人が老後の生活に対して、「悩みや不安を感じている」と回答しています。
また、下流老人に転落する恐れがある人は、約9割とも言われています。

ここでは、下流老人に転落することとなったターニングポイントと、将来下流老人にならないための、準備と対策をご紹介します。

下流老人とは?

老後・下流老人

著書 『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』 (朝日新聞出版)
著作者 NPOほっとプラス代表理事 藤田孝典氏
2015-8-13

底辺の生活を強いられ、貧困に苦しむ老人のこと。
生活保護基準相当で暮らす高齢者、及びその恐れがある高齢者と定義し、近年増加傾向にあり、社会問題を題材にした著書。

下流老人とは藤田氏による造語である。

引用元: 辞書(コトバンク)

下流老人に転落するターニングポイントとは?

老後・下流老人

生活保護受給者が増え続けている昨今。
なぜ、老後そのような生活状態に陥ったのでしょう?
まずは、下流老人と呼ばれる生活状況となったきっかけ(ターニングポイント)をご紹介します。

熟年離婚

熟年離婚の理由原因の第一は「性格の不一致」です。

熟年離婚に踏み切るのは、妻側の方が多いようです。

 

女性の離婚理由
・ 子供が独立、親としての一定の責任は果たせた
・ 夫と二人きりの生活が考えられない
・ 今まで我慢してきた、これから先はもう限界
・ 夫のハラスメント
・ 夫や夫親族と同じ墓には入りたくない

(家庭内でのDVに関しては、離婚理由より省きます)

夫は定年を機に家庭に居場所を求め、妻は外に自由を求める。とでも申しますか、妻側としては、夫の定年を機会に離婚を考えるようです。
ではなぜ、妻が離婚を切り出すタイミングが夫の定年を区切りに…となるのでしょう?

妻が熟年離婚を選んだわけ

今まで、専業主婦として家庭を守ってきました。
しかし、夫は私を軽視し、自分が働いて養ってやったという。
子供が小さいうちは、親としての責任の一端で我慢していました。
しかし、夫の言葉の暴力は、私を傷つけました。
とてもみじめで情けない感情だけが心に深く残りました。
年月が過ぎても、許せない気持ちは残り続け、一緒に暮らす意味が分からなくなったので離婚に至りました。


夫の定年によって退職金が支給されます。
離婚によって共有財産を折半して、第二の人生を始めようと妻は決意するようです。

一方夫はというと全く逆で、妻がそのように考えていたことに、相当のショックを受けるようです。
人によっては欝を発症する人もいるようです。

老後・下流老人

熟年離婚がなぜ下流老人への転落につながるのか?
それは、今まで家事全般を妻が担い、夫は家で何もしていなかったからです。

毎日の食事の用意も買い物も、洗濯も掃除もすべて妻任せです。
夫が家で必要なことは、妻が全て揃え整えてくれます。
それが当たり前という生活を何十年と過ごしてきたのです。

そのつけは、離婚とともにやってきました。
熟年離婚によって、老後の生活設計は大きく変わってしまいました。

健康

夫婦ともに、健康であれば何の問題もありません。
しかし、妻が認知症になった、あるいは寝たきりの病気になった場合、これが下流老人へと転落するターニングポイントとなります。

妻に限らず、夫が認知症になる場合もあります。
夫が認知症になった場合、しかるべき施設に入居させたとしても、妻は家事能力がありますから、毎日の生活には何の支障もないのです。

しかし、妻が認知症になった場合は違います。
家事全般を夫がしなくてはなりません。
熟年離婚同様、夫に家事能力がなければ、毎回の食費にお金がかかります。
妻の病気発症よりも、出費費用が多くなることは必須です。

寝たきりの病気になった場合は、病院に入院となります。
病院も長期入院はできませんので、転移先として施設の利用となります。
また、認知症になり自宅介護が無理な場合も、施設への入居となります。

施設の詳細を一部ご紹介します。

・ 特別養護老人ホーム (特養)

費用 入居一時金は必要なし 月額 5~17万程度
条件 ※ 介護者がいない・介護度が重い(要介護3~5)が優先

・ グループホーム

費用 入居一時金は必要なし 月額 15~30万程度
条件 ※ 立地により金額に差があります。

・有料老人ホーム

費用 入居一時金相場 506万 月額相場 20~23万程度
※ 地域や提供サービスによって料金は異なります。
おむつ、食費などの自費負担分は別途となっています。

 

健康を損なった場合、生活費の他に医療費が家計費への負担となります。
また、通常の生活での介護が困難な場合は、施設の利用費がかかります。

費用を賄えるだけの預金があれば良いのですが、無かった場合はすぐに下流老人へ転落です。



核家族化

老後・下流老人

『ひきこもり』『ニート』『パラサイト』 時代によって言い方は変わっていますが、親から独立できない子供のことを表します。

いくつになっても、こ・ど・も…

学校を卒業しても、成人式を迎えても、中年になっても…そのうち老人になっても、こどもを主張して親に依存して生きていくのでしょうか?

一見独立したように思えても、何かの折につけ頼ってくる 「~欲しい、~欲しい」こどももいます。

・ マンションの頭金を出してほしい
・ 生活が苦しいから援助してほしい
・ 孫にかかる教育費を出してほしい
・ 離婚したから実家で面倒見てほしい
・ 会社辞めて住む所がないから同居してほしい …ets

 

色々なパターンで頼ってくる。
頼られたら、我が身を削ってでも受け入れ与える おや

この関係が、老後の生活を圧迫し、下流老人へと落ちていくのです。

親子ですから、情というものがあります。
しかし、このニート君やパラサイトさんをいつまでも養っていてはいけません。
しかるべき公共機関の協力を得てでも独立させましょう。

子どもが一生を終えるまで、親は生きてはいれません。
一生養い続けることはできないのです。
本当に子どもの将来を思うのであれば、早く子離れをしましょう。

・ 全国24H無料相談、自立支援施設
電話 0120-35-3939
・ 発達障害、引きこもり、依存症、家庭内暴力などに対応

身内の話は、できれば他人には話したくないものです。
また、知られることを恥とも感じてしまうかもしれません。
しかし、相談することは無料で秘密厳守となっています。
プロの知恵を借り、解決することも必要です。

老後の暮らし対策

老後・下流老人

『熟年離婚』 『健康』 『核家族化』 この3パターンによって始まった、下流老人への転落人生!できれば避けたいものですよね。

下流老人生活を回避するための対策をご紹介します。

夫婦円満でいる工夫
お互いが相手を認め合うのが一番です!
1. 普段から「ありがとう」の言葉を使いましょう。
2. 老後は二人でお金の管理をしましょう。
3. 生活のレベルを下げましょう。(質素倹約)
4. 衣食住において、物は増やさないようにしましょう。
5. 万が一の時の話し合いと準備をしましょう。(終活)
6. 家事はお互いに出来るようにしておきましょう。
病気と施設の下調べ
施設にかかる費用を調べておきましょう!
1. 治療・入院に関しては、高額医療制度の申請制度があります。
2. 自治体の福祉課で施設の状況や必要な費用を調べておきましょう。
3. 夫婦二人分の施設費用を確保しておきましょう。
こどもの依存を断ち切る
子離れ・親離れしましょう!
1. 全国24H無料相談、自立支援施設  0120-35-3939
2. 子どもに自立の道を歩ませる努力をしましょう。

人との繋がり

女性は外交的で、他の人との交流を求めますが、男性は人との交流を好まないという統計結果が出ています。

人と交流を持つことは、お金と同様、人間にとってとても大切なことです。

他人がくれるもの
時に他人は色々な物を与えてくれます!
・ 情報をもたらしてくれます。
・ 相談にのってくれます。
・ 一緒に笑ったり泣いたりと共感してくれます。
地域社会とのつながりは、自尊心も養ってくれます。
人の役になっている喜びや必要とされている充実感を持つことができます。
できるだけ社会との接点を持ちましょう。
まずは、今まで妻任せだった町内会参加から始めてみてはいかがでしょか?
地域のNPO活動などの参加によって、コミュニケーション能力が開花するかもしれませんよ。

ワーク (働く)

60歳、65歳で定年を迎えた方、またこれから迎える方、定年後の暮らしを年金だけに頼って生活をしていきますか?
預貯金があるから大丈夫ですか?

先に結論から言います!
からだが動くうちは働きましょう!

少しでよいのです。
月に2~5万の副収入があれば、老後の生活は全く変わります。

副収入
例: 3万円の副収入
30,000×12ヶ月=360,000万円の収入が増えます。
5年間だと1,800,000万円となります。
単純に、5年預金した場合、180万円残った計算になります。

 

年金&預貯金があるから大丈夫と思っているあなたへ

・入ってくる収入は年金だけ…となると、財産を取り崩して生活することになります。

・ 仮に夫婦で年金を月額25~30万貰っていたとします。
どちらかが欠けてしまうと当たり前ですが、年金額は減額となります。
その場合、生活を維持するために更に預金からの出費は増えることになります。

・ ぴんぴんころり…生きてるうちはぴんぴん行動、死ぬ時はあっけなくという意味だそうです。
この言葉のように一生を終えればそれに越したことはありません。
しかし、思うようにならないのが人生です。
最低限の準備は必要です。

※ 収入が増えた場合、課税対象になる場合があります。
ご自身の年金収入に合わせた働き方がベストです。

まとめ

まとめ

下流老人に転落したターニングポイントとは?老後の暮らしまとめ
・ 転落人生の始まりは『熟年離婚』『突然の病気や認知症』『依存するこども』だった
・ 生活レベルを下げて、万が一のための預金を用意しておく
・ 副収入があることで預貯金残高は増える



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